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メインストーリー第六話 サイドストーリー
***「そっか…拓海、今日出発…」
***「でも…今のわたしは会う資格すらないよ…」
拓海「どうしたんだろう…全然繋がらない」
拓海「行ってきます…言いたかったな」
***「え………どういうこと…事故……し、死んだって………」
***「どうして……拓海ーーー!!!!!」
***「友達も好きな人も…夢も……全部無くなっちゃった……」
***「あはは……ばっかみたい………」
***「もういいや……」
涼夏「ねぇ!!***が…!!!」
心優「え!?マジ!?……あの馬鹿…なんでそんな…」
「一命は取り留めましたが……意識が…」
慧士「脳波感情値から見るに、彼女には生きる気力も意思もほぼ感じられない…」
慧士「ただ……僅かながらの望みに賭けるなら」
慧士「実験用仮想世界アステル…そこで彼女の意識をサルベージする」
遥風「主任、被験者の意識とリンクを開始するわ」
遥風「どう?成果の方は」
慧士「ダメだ…かなり深層奥深くへ沈んでいるようだ」
遥風「そう…やはりプランCで行くべきでは?」
慧士「あれはまだ実用段階じゃないだろう?危険だ」
遥風「そんな事を言ってる場合?それに…」
慧士「それに?」
遥風「私の独断で少し改良しておいたわ。僅かながらダイブ時間が延びてる…。時間にしても10分が限界だけど……」
慧士「……さすがだな、遥風くんは」
慧士「七回目…成功させよう。あいつ(拓海)の想いも…無駄にはしない」
慧士「それじゃ…行ってくるよ。この曲と共に」
慧士「見つけた…!!!あとはこのコードをリンクさせれば……!!!」
***「ここは?わたしは…???」
慧士「七回……世界は………た…海………歌って…」
遥風「主任!!!戻って!!タイムリミットよ!!!」
***「七……海………歌……」
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