女子学生と一人の男性の会話

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「♪♪♪」

「いい歌だ…」

「え？」

「あぁ…突然すまない。僕も昔、音楽をやっていた事があってね。とてもいい歌声をしているね」

「そんな…ありがとうございます」

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「へー音楽療法士？すごいですね」

「ん……と同時にSETA VERSE社 開発部主任さん？え、なんかすごいですね」

「あはは、まぁ療法士は音楽の延長線で会社は生活費を稼ぐため…かな？」

「なるほどなるほど」

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「んーじゃあ先生ってカウンセラー的な事もする感じかぁ」

「そうだね、まぁ一般的なカウンセラーとは少し違うけども」

「悩み事相談に使わせてもらいますよそれじゃ。うふふ」

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「あった！これだ！あの先生…どこかで見た顔だと思ったらE.S.Tのヴォーカルじゃん」

「E.S.T解散してからESTINIAのプロデューサーしてたんじゃなかったっけ」

「そんなすごい人が…たまたま？暇人かな？あはは」

​

​

「あ、暇人先生」

「え！？なにそれ？」

「あはは、まぁ細かいことは置いておいて…」

「先生ってE.S.Tのヴォーカルだったんですね。驚きました」

「はぁ～バレちゃったか」

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「先生って曲作ったり出来るですか？」

「曲？んー出来るけどどうして？」

「わたし、友達とコンテストに出るのに曲が欲しいんですよね～」

「ふーん、それを作れと？」

「え？そう聞こえました？」

「がっつり聞こえた」

「あはは…じゃあ作曲代として先生の大好きなコーヒー奢りますよ」

「作曲とコーヒー代…釣り合わない……でも高校生に高額は貰えんしなぁ…よし！それで手を打とう！」

「ありがとうございます！よろしくお願いしま～す」